スーパーカブで起こりうるトラブルの一つと言えば、タイヤのパンク。
近所での走行時であれば、近くのバイク屋で修理してもらうか、
自宅まで押して帰るなどの選択肢がありますが、
ツーリングなどで遠方で出かけている時では、中々そうはいきません。
工具などを常に搭載しており、自力でパンク修理が出来る人であれば良いのですが、
自分も含め大半の方がそうはいかないのではないでしょうか?
せめて少しの間だけでも自走が出来るための応急処置やパンク修理キットなどの紹介をこのページで書いていきます。
※スーパーカブタイヤパンク対策としてこちらのコンテンツも紹介しております。併せてご覧ください。
スーパーカブパンク修理キット|タイヤの種類
このページではその場で応急処置が出来るパンク修理キットを紹介していきますが、
タイヤの種類によってはその処置の仕方が変わりますので、タイヤの種類についての解説をしていきます。
チューブタイヤの特徴
出典:グッドイヤー
近年、車やバイクなどのほとんどがチューブレスタイヤが使われていますが、
現在でもスーパーカブを初め、クラシック系やオフロード系のバイクなどでもチューブタイヤが使われています。
そのチューブタイヤの特徴と言えば、タイヤの内部にチューブと呼ばれる空気を封じ込める物があります。
チューブでタイヤの空気圧を保ち、その上にタイヤをかぶせることで走行が可能となります。
チューブタイヤのメリット
チューブタイヤのメリットを簡単に説明していくと、大まかにこれだけのメリットがあります。
- 低い空気圧で走行が出来る
- 走る場所を選ばない
- タイヤの交換がチューブレスに比べ容易
- 製造コストが安い
最近発売されたCT125ハンターカブに関しましては、発売前はキャストホイールが採用されるのではとの噂もありましたが、
実際はスポークホイールでチューブタイヤが採用されています。
というのも、ハンターカブに関しましてはレジャー用途に特化しています。
走る場所に関しましても、山道などのオフロード走行もおそらく想定されているのでしょう。
ある程度空気圧を落としクリップ力を保ちつつも、路面からの衝撃によってタイヤがホイールから外れないためにも、チューブタイヤが適しているのだと感じております。
またチューブレスタイヤに比べてタイヤが柔らかい為、ホイールからのタイヤの脱着が容易な物となっております。
パンク修理などのトラブルに慣れている人なら、特別な工具を使用せずタイヤレバーでタイヤの脱着が可能となっております。
またチューブタイヤに関しましては、タイヤの製造コストがチューブタイヤに比較して、安く抑えることができます。
実際にスーパーカブ用に販売されているタイヤやチューブに関しましては、耐久性もあり一本当たりの価格も数千円と安いです。
スーパーカブにはカブプロや郵政カブのようにビジネス用途での利用もされています。
スーパーカブに掛かるランニングコストを抑えるためにも、チューブタイヤが適しています。
チューブタイヤのデメリット
また逆にチューブタイヤのデメリットも大まかに書いていきます。
- パンク修理が大掛かりになる
- パンクの際一気に空気が抜ける
チューブレスタイヤと比較してチューブタイヤのパンク修理となると、
パンクの度合いにもよりますが、タイヤをバイクから外す必要もでてきますので、
その修理が大掛かりになり、とても面倒になります。
またパンクした際に一気に空気が抜けていきますので、
走行中にパンクするとスーパーカブの制御ができなくなる恐れがあります。
とは言っても、その手順などを知っていて、パンク修理に慣れていれば、
空気を入れるのにコンプレッサーが必要なチューブレスと比べれば、
チューブタイヤに関しましては自転車用の空気入れでも空気が入れることができますので、
その場でのパンク修理にも対応が可能になってきます。
チューブレスタイヤの特徴
主に車やバイクでもスポーツタイプに関しましては、チューブレスのタイヤが採用されています。
その特徴と言えば、タイヤ内に空気を封じ込める為のチューブが無いのが特徴となっております。
タイヤとホイールを密着させてそこに空気を入れることによって走行が可能となっております。
チューブレスタイヤのメリット
近年車やスポーツタイプのバイクに採用されているチューブレスタイヤのメリットを大まかに紹介していきます。
- パンクしても空気が抜けにくい
- 放熱性に優れている
- パンクの際の手間が掛かりにくい
チューブレスタイヤに関しましては、主にスポーツバイクなどで採用されています。
隙間から空気が漏れないようにするために、タイヤとホイールを密着させる必要があるために、
それぞれ高い精度を必要としておりその分製造コストが高くなってしまいます。
また、先程の項目で書いたチューブタイヤのように低い空気圧で走ると、隙間から空気が漏れたりする可能性もあるため、低い空気圧での走行は適しておりません。
万が一タイヤがパンクしたときでも、空気が抜けにくいというメリットもあり、
ある程度走行も可能となっております。
また、パンク修理自体もタイヤの脱着する必要が無く、
その方法もチューブタイヤと比較して、簡単な物となっております。
チューブレスタイヤのデメリット
チューブレスタイヤに関しましてももちろんデメリットもありますので大まかに書いていきます。
- 製造コスト高め
- ホイールからのタイヤの脱着に専用の設備が必要
スーパーカブでもC125のようなバイクにはチューブレスタイヤが採用されており、メリットが多いように感じますが、
やはりチューブレスタイヤに比べて、比較的タイヤ自体の価格は高めとなっております。
パンク修理自体チューブタイヤと比較しても簡単ですが、
パンクの状態によっては、その場でのパンク修理ができない場合がありますので、
そこは一長一短になるのではと感じております。
とは言えパンクしてもある程度の自走が可能ですので、近くにバイク屋があればそこまで行くことは可能ではと感じております。
スーパーカブパンク修理キットおすすめ|チューブタイヤ編
またもや、前置きがかなり長くなってしまいましたが、
万が一タイヤがパンクした際のその場での応急処置が出来るおすすめパンク修理キットの紹介をしていきます。
ホルツ パンク修理剤 タイヤウェルド (小) (ミニバイク・自転車兼用) Holts MH701
チューブタイヤで使用出来るタイヤパンク修理キットです。
もちろんスーパーカブでも使用でき、タイヤの脱着の必要なくパンクの応急処置が可能となっております。
使い方として、ノズルの先端をタイヤのバルブにセットして、
本体バルブを開くと、中の液剤とガスがタイヤ内に注入されます。
その液剤がタイヤの穴を塞ぎ空気もある程度入るようになっています。
もちろん、応急処置的な物で完全にタイヤのパンクを修復するものではありませんので、
この後でバイク屋さんでパンク修理をする必要があります。
とりあえず持っておいて安心な物となります。
ただ注意点として、3mm以上の大きな穴やチューブが裂けている場合などには効果がありませんので注意が必要です。
キタコ(KITACO) ビーバーシーラント(チューブタイヤ用) 汎用 パンク予防剤 968-4000000
パンク予防剤として人気の商品です。
予めチューブ内に注入しておくことで、
万が一タイヤがパンクした場合でも、液剤が穴の中などの隙間に入り込み、
パンクを予防します。
これも精神的な保険として、予めタイヤ内に注入しておくと良いですね。
また原因不明のスローパンクに対してもこれを注入することで改善したとの書き込みがネット上にあります。
スーパーカブパンク修理キットおすすめ|チューブレスタイヤ編
またスーパーカブでもC125などチューブレスタイヤを採用しているカブもあります。
こちらに対してもおすすめなパンク修理キットの紹介をしていきます。
エーモン パンク修理キット 5mm穴以下用 (6631)
こちらに関しましては、チューブレスタイヤに利用出来るパンク修理キットとなっております。
5mm以内の穴に対応しており、専用のプラグをパンクした穴に差し込む事によって、
パンクの修理が可能となっております。
こういったタイプのパンク修理キットを実際に使用したことがあるのですが、
非常に簡単な物となっております。
また、一応応急処置的な物となっておりますが、耐久性もあり、
そのまま引き続きそのタイヤも使用が出来るとネット上で書き込みがありますが、
念の為に新しいタイヤに交換することをおすすめします。
ただ、あくまでも穴を塞ぐだけのものですので、空気に関しましては自分で入れる必要があります。
まとめ
スーパーカブのタイヤパンク修理キットとしてのおすすめを紹介してきました。
必要な工具などを常備しており、パンク修理などを自身で行うことが出来るなら、それに越したことはありません。
しかし、自分のようにスーパーカブなどの整備に関して素人の自分にとっては少々敷居が高く感じる部分があります。
ですので、タイヤのパンクにたいして応急処置とは言え、
こういったパンク修理キットを常備するだけでも、気持ちが楽になるのではと感じております。
コメント