スーパーカブの空気圧は高めに調整?乗り心地や走行安定性などの関係

タイヤ

スーパーカブの点検項目の一つであるタイヤの空気圧。

ネット上でもタイヤの空気圧に関してはちょっと高めが良いとの意見を良く目にします。

これに関しましては、タイヤの空気圧が時間が経つにつれて下がりますし、

燃費が良くなるとの根拠がありますので、

実際に自分の体重が90kg台のもあり、メーカー指定値よりちょっと高めに調整しております。

ただちょっと気になるのが、それは本当なのかということ。

また空気圧を低めに設定した場合はどうなるのか?

それらに関してちょっと疑問に感じ、それぞれのメリットやデメリットなどをまとめましたので、このページにて書いていきます。

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スーパーカブの空気圧を高めに調整すると?

自分は基本的にタイヤの空気圧に関しましてメーカー指定値よりちょっと高めに調整します。

タイヤの空気圧を高めにすることによるメリットやデメリットをこの項目で書いていきます。

メリット

スーパーカブの空気圧を高めに設定することへのメリットに関しましては、ご存知のようにこれらのメリットが考えられます。

燃費の向上

スーパーカブのタイヤの空気圧を高めに調整することによって、

タイヤの転がり抵抗が減っていき、少ないパワーでも速度を維持出来ますので、

燃費の向上に貢献していきます。

実際に寒くなったこの季節でも、燃費に関しましては65km/L台を維持しています。

タイヤの空気圧を高めに調整しており、2週間に1回程空気圧の点検をしているのも要因の一つだと考えております。

実際にママチャリでも空気圧をしっかりと管理することにより、ペダルが軽く感じるのと一緒です。

軽やかな加速

タイヤの転がり抵抗が少なくなりますので、

軽やかな加速感が得られます。

特にスーパーカブなどの非力なバイクに関しましては、

その差が顕著に現れてきます。

取り回しが軽くなる

こちらに関しましても、先程の燃費の項目でも書いたとおりタイヤの空気圧が高いと転がり抵抗が少なくなりますので、

スーパーカブを手で動かす際の取り回しが軽くなります。

硬い乗り心地

こちらに関しましては、好みになりますが、タイヤの空気圧が高いと路面からの振動が伝わってきます。

これに関しましては、人によっては乗り心地が悪くなると感じる人もいますが、

人によっては、こちらの方が好みと感じる人もいます。

自分はどちらかと言うと、この硬い感じの乗り心地が好みです。

デメリット

グリップ力低下

一般的にタイヤの空気圧が高いと、路面との接地面積が少なくなりますので、

タイヤのグリップ力が低下します。

路面との接地感が少なくなりますので、人によっては走行時に不安を感じる人もいます。

乗り心地が悪くなる

こちらに関しましては、好みになりますが、先程と同じように路面からの振動が大きくなります。

ガタガタと跳ねるような感じが好まない人も当然います。

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スーパーカブの空気圧を低めに調整すると?

先程の項目ではスーパーカブの空気圧を高めに設定することのメリットやデメリットを書いてきました。

こちらの項目では空気圧を低めに調整することのメリットやデメリットについて書いていきます。

メリット

もちろん空気圧を低くし過ぎてしまいますと、走行安定性が失われ危険が伴いますが、

適度に低くすることによって、こういったメリットが得られるようになります。

乗り心地が良くなる

スーパーカブの空気圧を適度に低めに調整することによって、

路面からの振動をタイヤが吸収するようになります。

そうなることによって、乗り心地が良くなりますし、

実際に試してみるとその違いがわかるかと思います。

グリップ力の向上

タイヤの空気圧を適度に低めに調整することによって、

タイヤと路面の接地面積が多くなりますので、グリップ力が上がると言われています。

峠や山道を主に走る人は、敢えて少し空気圧を下げても良いかもしれません。

またオフロードを走行する際に、グリップ力を限界まで得るために走行可能ギリギリまで空気圧を下げる場合もあります。

夏場は敢えて低めに調整する場合も

また夏場のタイヤ空気圧に関しましては、敢えて低め調整する場合もあるとかないとか。

というのも、夏場の走行ではタイヤが熱を持ちやすく、空気が膨張するため、

その膨張する分を含めて、低めに調整する場合もあります。

デメリット

空気圧を低くすることによって、ご存知の通りこういったデメリットが出てきます。

燃費の低下

スーパーカブの空気圧を低めにすることによって、

タイヤの転がり抵抗が増えます。

当然速度を維持する為にエンジンパワーを余分に使用しますので、燃費が悪くなります。

取り回しが重くなる

こちらに関しましても、先程の空気圧が高い場合と反対となり、

タイヤの転がり抵抗が増えますので、ハンドルが重くなったり、

手でスーパーカブ押したりする場合など、重く感じたりします。

スーパーカブの空気圧は基本的に指定の空気圧で

スーパーカブの空気圧を変える事によって、乗り心地などのフィーリングが変化しますが、

どちらにしろ、やり過ぎてしまいますと、返って性能が悪くなります。

空気圧を上げすぎてしまいますと、車体が跳ねるようになったり、

それこそタイヤが全くグリップしなくなり、スリップの危険性がでてきますし、

逆に空気圧を低くしすぎてしまいますと、

今度は走行安定性がなくなり、フラフラとした乗り心地や、

タイヤがバーストしたりして、事故の原因にもなりかねません。

スーパーカブ110(JA44)の指定空気圧に関しましては、メーカーより

  • フロント2.00(kgf/cm2)
  • リア2.25(kgf/cm2)

となっておりますが、

この指定値より±0.2程で留めて置いたほうが良いかもしれません。

また、空気圧を低く調整した場合に関しましては、

より細かな空気圧のチェックをした方が良いかもしれません。

まとめ

スーパーカブの空気圧を高めにすることによって、

燃費の向上や取り回しが軽くなるなどのメリットがありますが、

その反面乗り心地が悪くなったりなどのデメリットなども当然あります。

スーパーカブの空気圧を低く調整することによって、

乗り心地向上などのメリットを得られますが、

今度は逆に燃費の低下などのデメリットがあります。

こういった事から、空気圧を調整することによって、スーパーカブのフィーリングが変わることが今回の記事でわかりました。

ただ、どちらにしろやり過ぎてしまいますと、逆に性能を落としてしまうばかりか、

危険を伴うようになってきますので注意してください。

 

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