スーパーカブのたまに見かけるトラブルの一つとしてあるのがタイヤの回転がおかしい事。
実際に乗っていて現れる症状として、
乗っていてぐらつく、タイヤ付近からの異音、燃費の低下などの症状がありますが、
これらは日常点検でも見つけることができます。
センタースタンドを立てた状態でタイヤを回した時に、
タイヤ回らずにがすぐ止まる、タイヤのグラつきなどの症状が見られます。
ではどうしてタイヤの回転が悪くなるのか、またその対策などをこのページで書いていきます。
スーパーカブのタイヤ回りが悪い原因|チェーン関係
スーパーカブ110のタイヤの回りが悪いと感じた時に、考えられる原因として、
チェーンの状態が悪いと考えられます。
ではそのチェーンがどういった状態かと言うと、
- 油不足
- 固着
- 張りが強すぎ
などが考えられます。
※チェーンメンテナンスに関しましてはこちらの記事を参考にしてください。

油不足
メンテナンス不足のバイクなどを見ていると、よくあるのがチェーンの油不足の状態です。
油が切れた状態のチェーンを見てみると錆が発生しているがわかりますね。
そういった状態だと、チェーンの動きが悪い為、タイヤの回転が悪くなります。
また、チェーンの油切れの状態が長く続くと、すぐに伸びたり、最悪チェーンが切れたりします。
こまめにチェーンルブなどを差していくようにしていきましょう。
チェーン固着
出典:2りんかんブログ
チェーンのメンテナンスをしないで、更に放置していたりすると、
チェーンが固着してしまいます。
チェーンが固着してしまうと、タイヤの回りはもちろん、
チェーンがスプロケットから外れたり、これも最悪切れたりします。
スプロケットから外れて、空回りするだけなら良いけど、
チェーンが絡まったりしてしまったら…
もし、チェーンが固着を起こしているようでしたら、すぐに交換をしてください。
事故の原因にもなります。
張りが強すぎる
チェーンが伸びたら、張りを調整するのですが、その張りが強すぎて、タイヤの回転が悪くなっている場合があります。
チェーンが伸びてゆるゆるの状態はよくありませんが、
自分のような素人がチェーンの張りを調整する時にありがちなのがチェーンの張りすぎです。
チェーンが張りすぎの状態になっても、カブのタイヤの回転にとっても抵抗となりますので、
チェーンの張りを調整した後、タイヤの回転が悪いと感じたときは、チェーンの張りすぎも疑って見ると良いかもしれません。
スーパーカブのタイヤ回りが悪い原因|ブレーキ関係
スーパーカブ110でタイヤの回りが悪いと感じた時に疑う部分は、ブレーキ関係を見てみると良いかもしれません。
ブレーキの引きずり
出典:カブある日記
スーパーカブ110のタイヤの回りが悪いと感じた時にありがちな原因がブレーキの引きずり。
カブも長く乗っていると、ブレーキ関係の動きが悪くなり、ブレーキレバーを離しても戻りが悪く、
ブレーキが常に掛かっているような状態になります。
当然タイヤの回りも悪くなりますので、
そういった状態が確認出来るようでしたら、ブレーキの可動部分の注油などを行ってみると良いかもしれません。
また、ブレーキの引きずりには他にも原因があり、
ブレーキ調整で遊びが全くない状態などにしていると、これも引きずりの原因にもなりますので、
ブレーキ調整などを見直して見ると良いかもしれません。
ブレーキ固着
出典:みんカラ
ブレーキが固着するとタイヤがほとんど動かなくなります。
もしそうなった場合、タイヤのブレーキ部分をばらして洗浄して、
再度組み付けると改善する場合があります。
スーパーカブのタイヤ回りが悪い原因|ハブベアリング
スーパーカブ110のトラブルとしてタイヤの回転が悪い…と言うより、異音やタイヤのガタツキなどがあるようでしたら、
ハブベアリングを疑ってみると良いでしょう。
異音
スーパーカブのホイールのハブベアリングが摩耗してくると、ホイール付近から異音がしてきます。
ホイールを回してみると、結構大きな音として聞こえますので、気がつくと思います。
そうなってくると、もちろん回転にも影響してきますので、気が付きましたら、即交換をおすすめします。
ガタツキ
また、ハブベアリングが破損する時があります。
仕事で常に荷物を積載した状態のバイクなどでよく起こります。
そのような状態では、ハブベアリングに負荷がかなり掛かった状態になりますので、
ちょっとした段差を超えるなどの衝撃があった場合、
それがきっかけとなり、ベアリングが破損してしまいます。
ベアリングが破損してしまうと、タイヤを回した時に明らかにぐらつきなどの症状が出るため、
そのような状態になったときは、即修理に出してください。
まとめ
スーパーカブ110でタイヤの回りが悪いと感じた時の原因と対策をまとめてきました。
色々と原因があるのですが、一部の原因では、きちんとメンテナンスを行う事で、それを遅らせるまたは回避が可能です。
とは言え、回転が悪い、もしくは回転に異常が見られるときは、事故にも繋がりますので、
すぐに購入店に見てもらうことをおすすめします。
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