スーパーカブ110に限らず現在のバイクは昔に比べて、だいぶメンテナンスフリーになっています。
が、それでもオイル交換、空気圧の調整やドライブチェーンなどメンテナンスが必要な所もあります。
今回はメンテナンスでも駆動伝達部分、チェーンメンテナンスについて書いていきます。
チェーンのメンテナンスをしっかりやることで燃費の向上や、走行時の安全性にも関係してきますので、しっかりとやっていきたいですね。
※チェーン交換時期についての記事はこちらも併せてご覧ください。

スーパーカブ110チェーンメンテナンス|点検方法
スーパーカブ110のチェーンの状態を点検していきます。
このチェーンの点検によって次の状態がわかります。
- チェーンの汚れ、注油状態
- チェーンのたるみ
チェーンの点検方法
スーパーカブ110のチェーンの点検ですが、カブにはチェーンカバーがされています。
チェーンカバーを外してしまえば、チェーンの状態がすぐに分かりますが、
チェーンカバーを外さなくてもチェーンの状態がわかるように点検窓みたいなのがあります。
写真赤丸で囲った部分のゴムを外すと、
出典:chessinu.com
こんな感じでチェーンが見えますので、ここでチェーンの状態がチェックが可能です。
チェーンの汚れ、注油状態
ここでわかるのがまずはチェーンの汚れと、注油の状態ですね。
新車の状態から数千キロで雨天時にあまり乗らない人だとあまり汚れが気にならないと思いますが、
走行状態によっては、汚れ、雨天時によく走る人は、錆が発生している場合があります。
スーパーカブ110のノーマルチェーンは油が切れている状態だとすぐに錆が発生しますので注意が必要ですね。
また、チェーンの油が切れている状態だとキュルキュルと異音がなるはずです。
チェーンが伸びやすくなり、また最悪チェーンが切れたりする可能性がありますので注意が必要です。
チェーンのたるみ
出典:marutomiauto.co.jp
後、この点検でわかることは、チェーンのたるみです。
スーパーカブはチェーンカバーが装着されていますので、わかりにくいですが、
点検を怠ると中は写真の様になっていることが多いです。
こうなると非常に危険です。
走行中にチェーンが外れて転倒ばかりか事故にもなります。
この状態まで放置すると、チェーンがチェーンカバーに接触していますので、
カラカラ異音がしているはずです。
スーパーカブ110チェーンメンテナンス|清掃・注油
スーパーカブ110チェーンの清掃と注油の方法を教えていきます。
ネット上にはいろんな清掃と注油の方法がありますが、
これは自分独自のやり方で簡易的なやり方をとっています。
これが正しいとは限らないので、参考程度にとどめておくと良いかもしれません。
注油のタイミング
まず注油のタイミングですが、カブの取り扱い説明書を見る限りでは、明確は走行距離などの記載はありません。
が、定期的な点検が必要で、汚れや錆がきになるときに行うのが良いですね。
ただ、悪路走行や急加速などを頻繁に行う人は、頻繁に注油を行った方が良いかもしれません。
チェーン清掃方法
チェーンの清掃方法もネット上には色々あります。
主にチェーンクリーナーを吹き付けてブラシでこする方法がありますが、
チェーンの反対側からウエスを当てて、チェーンに向けてパーツクリーナーをたくさん掛ける方法をとっています。
その後そのウエスで軽く拭き上げる。
それだけで、だいぶ綺麗になります。
パーツクリーナーもすぐに乾きますので、チェーンを一周する頃には、最初に吹き付けた分は乾いているかと思われます。
チェーンの注油方法
パーツクリーナーが乾きましたら、チェーンへの注油を行っていきます。
チェーンへの注油方法もネット上に色々ありますが、
チェーンルブをタイヤ回しながら、
液が垂れないように注意しながら吹き付けていきます。
液が余った分はウエスで拭き取って完了です。
スーパーカブ110チェーンメンテナンス|チェーンたるみの調整
チェーンの点検でたるみがきになるようでしたら、
チェーンのたるみを調整していきます。
※チェーンのたるみ調整に関しましては、こちらの記事で詳しく書いていますので、併せてご覧ください。

※またチェーンの張りすぎによるリスクなどを検証したコンテンツも紹介しております。併せてご覧ください。

後輪アスクルナットを緩める
チェーン調整には後輪のアスクルナットを緩める必要があります。
メガネレンチ2本で片方を抑えながらもう片方を思いっきり力を入れて、緩めます。
強いトルクで締め付けられていますので、怪我に注意してください。
テンショナーのロックナットを緩める
テンショナーのロックナットを緩めます。
2本のスパナを使用し、(12mm、10mm)
テンショナー調整ナットを抑えながら、テンショナーのロックナットを緩めます。
テンショナー調整ナットを締め込んでたるみを調整
テンショナー調整ナットを左右均等に締め込みながら、チェーンのたるみを調整していきます。
ここでちょっと注意、チェーンの場所によって伸び方が違うから、タイヤを回しながら全体的にたるみをみてください。
アスクルナット締め込み
チェーンの調整が終わりましたら、アスクルナットを少し締め込んで再度チェーンのたるみ具合をみていきます。
問題無ければ、再度アスクルナットを締め込みます。
テンショナーロックナットの締込み
テンショナー調整ナットを抑えながら、ロックナットを締め込みます。
後はブレーキの調整をして完了です。
まとめ
今回スーパーカブ110のチェーンメンテナンスに関して書きましたが、
動力を伝達する部分であり、重要なパーツです。
点検、メンテナンスを怠ると燃費などの走行性能はもちろん、
最悪事故にもつながる可能性もあります。
ですので、多少面倒くさいと感じますが、気が向いたらで良いので、1ヶ月に1回は点検してみましょう。
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