スーパーカブ110で初めてのチェーン調整を行ってみて感じたこと

メンテナンス

スーパーカブ110のメンテナンスはオイル交換やブレーキの調整など色々ありますが、

そのメンテナンス方法の一つチェーンの張り調整。

スーパーカブでは駆動の伝達にドライブチェーンを使用していますので、

乗っているとチェーンが少しずつ伸びてきます。

今回はスーパーカブ110のチェーンのたるみが少し気になり、

初めてチェーン調整をしてみましたので、それで感じたことや、その様子などを書いていきます。

※チェーンメンテナンスについてはこちらも合わせてこちらもご覧ください。

スーパーカブ110チェーンメンテナンス点検・清掃・注油・たるみ調整など
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スーパーカブ110のチェーン調整|基本

取り扱い説明書に従う

スーパーカブ110のチェーンの調整ですが、

どういった状態で、どのくらいに調整すれば良いのかが気になる人もいると思います。

ネット上にも色々な情報がありますが、

基本的に取り扱い説明書に従って調整してください。

取扱説明書をみてみると、

  • センタースタンドを立てた状態
  • たるみは20mm~30mm
  • たるみが50mmを超えるときは絶対に走行しない

となっていますね。

センタースタンドを立てた状態

チェーン調整は基本的にセンタースタンドを立てて作業してください。

サイドスタンドでは作業できませんし、正確に緩みの調整ができません。

たるみ幅は20mm~30mm

取扱説明書によると、たるみ幅は20mm~30mmとなっております。

またバイク本体にもチェーンの調整幅に関しましての記載があり、

それによると25mmとされています。

まれに、チェーンが張りすぎの状態のバイクを見かけるときがあります。

その状態だと、動力の伝達がうまくいかなく燃費が悪くなるばかりか、

チェーンに余計な負荷が掛かり最悪切れたりしますので注意してください。

※チェーン張りすぎに関する詳しいコンテンツはこちらで紹介しております。

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たるみが50mmを超えるときは絶対に走行しない

もし、チェーンのたるみが50mmを超えているようでしたら、

絶対に走行しないでください。

チェーンが外れるなどがあり、事故に原因にもなります。

※チェーン交換時期についてはこちらの記事も併せてご覧ください。

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スーパーカブ110のチェーン調整|必要な工具

カブのチェーン調整の際に使用した工具などを紹介していきます。

メガネレンチ

 出典:アストロプロダクツ

ホイールのアスクルナットを緩めるのに使用します。

ホイールのアスクルナットは、かなり強いトルクで締め付けられています。

ですので、安定して力が掛けれるようにメガネレンチのような長いレンチをおすすめします。

因みに購入したメガネレンチは、

  • AP 45°メガネレンチ 19×21mm
  • AP 45°メガネレンチ 14×17mm

の2本です。

スパナ

 出典:アストロプロダクツ

チェーンのテンショナーナットと、チェーンテンショナーのロックナットを緩めるのに必要。

自分は写真のようなスパナのセットを購入しましたが、

チェーン調整で必要なのは、10mmと12mmです。

スーパーカブ110のチェーン調整を実際に行ってみた

ここから、実際にチェーンの調整を行ってみました。

アスクルナット緩める

まずは、アスクルナットを緩めました。

スーパーカブ110(JA44)では、左側が14mm、右側が19mmです。

片方だけで緩めようとすると、反対側が一緒に回り緩めることができませんので、

14mm側で抑えながら右側の19mm側を反時計回りに思いっきり力を入れてください。

なかなか緩まらずここが一番苦労した所です…(;・∀・)

ちょっとしたコツは完全に緩めず、半締めにした状態にすることです。

テンショナーのロックナットを緩める

次にテンショナーのロックナットを緩めます。

テンショナーのロックナットだけを緩めますと、一緒にテンショナーの調整ナットも緩むときがありますので、

テンショナーの調整ナットを12mmのスパナで固定しながら、10mmの固定ナットを緩めるのがコツです。

テンショナー調整ナットで張りを調整する

テンショナー調整ナットを締め込む事によって、

チェーンが少しずつ張っていきます。

ここでコツなのがテンショナー調整ナットを少しずつ左右均等に締め込むことです。

少し締め込んで、チェーンのたるみを触って見る。

たるみがまだ大きいようであれば、またテンショナーナットを少し締め込む。

またチェーンのたるみを触って見る。

を繰り返していきました。

ここで少し注意したこと

チェーンは均一に伸びない事がほとんどと聞いております。

自分のスーパーカブも場所により、伸びている所とそうでもない所がありました。

タイヤを回し、一番伸びてない場所(一番張っている場所)で20mm~のたるみが出るように調整しました。

アスクルナットを締める

チェーンの調整が終わったら、アスクルナットを締める。

ここで少し注意したことが、アスクルナットを締めることで、チェーンの張り具合が微妙に変わって来ると聞いておりましたので、

アスクルナットを少し締め込んだら、再度チェーンの張り具合を見て、

大丈夫なようでしたら、完全に締め込む。

最終的に再度、チェーンの張り具合をチェック。

ロックナットを締める

最終的にテンショナーのロックナットを締め込みました。

ブレーキの調整

チェーンの調整により、ブレーキの引き代が微妙に変化していますので、

マフラー近くのブレーキ調整ネジで引き代の調整をして完了です。

まとめ

チェーンの調整自体はそこまで難しくない物と感じております。

もちろん自身で調整に自信がないのであれば、販売店などに依頼しても良いのですが、

自分でメンテナンスを行うことで、カブの状態を知ることもできますし、

より愛着が湧くと思っています。

自分はスーパーカブ110でも現行型(JA44)で作業をしています。

型式や年代によりネジの頭の大きさや方法が違ってきます。

それぞれ確認が必要ですので注意してください。

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