スーパーカブ110の大事なメンテナンスの一つと言えばオイル交換ですが、
JA44も含む現行スーパーカブに関しましては、交換式のオイルフィルターが採用されています。
従来の遠心式オイルフィルターに比べて、メンテナンス性が向上しており、
今回スーパーカブを購入してから初めて自分で交換しましたのでその様子と、
オイルフィルター交換時期や、また必要な工具や注意点などをこのページで書いていきます。
スーパーカブ(JA44)オイルフィルター交換時期について
現行スーパーカブより搭載されているオイルフィルターに関しましてですが、
その交換時期についていつ交換すればいいのか疑問に思う所もあるかと思います。
オイルフィルター交換時期
スーパーカブのオイルフィルターの交換時期ですが、これに関しましては、
取扱説明書には記載が無く、
HONDAのメンテナンスノートに記載がありました。
こちらに書かれているのを確認してみると、
オイルクリーナー
- 初回1,000kmまたは1ヶ月、以後20,000km毎…カートリッジタイプ
- 初回13,000km、以後12,000km毎…カートリッジタイプを除く
との記載がありましたが、スーパーカブのオイルフィルターに関しましては、
どちらのタイプが当てはまるのかがちょっと気になったので、調べてみた所、
エレメントタイプとのことで、カートリッジタイプに当てはまらない事が分かりました。
ですので、下の初回13,000km、以後12,000km毎…カートリッジタイプを除くで該当しますのでこちらを参考にしてください。
交換するタイミングについて
今回オイルフィルターを前回交換より約4,000km弱で交換したのですが、
特に深い意味は無く、前回のオイル交換でフィルターの交換をしていなかったので、
今回交換するに至ったのですが、
オイルフィルター交換時期を調べて分かったことは、
大体3回~4回のオイル交換のうち1回のペースで交換してもいいのかなと感じております。
ですので、今回のオイルフィルターの交換に関してはちょっと早すぎたのかなと感じております。
とは言っても、使用済みフィルターを見てみると十分黒かったので、そこはそれぞれの判断で交換してもいいかと感じております…
スーパーカブ110(JA44)オイルフィルター交換で必要な物
現行スーパーカブから新たにオイルフィルターが装着されていますが、
オイルフィルターを交換する際に必要な物やあると便利な物などを紹介していきます。
オイルフィルターに必要な工具
スーパーカブのオイルフィルターを交換する際に必要な工具の紹介をしていきます。
※スーパーカブのオイル交換の際に必要な工具に関しましては、こちらのコンテンツで紹介しております。併せてご覧ください。
![](https://missy3.com/wp-content/uploads/2020/08/IMG_6641-160x90.jpg)
トルクレンチ
トルクレンチに関しましては、スーパーカブを整備する上で絶対に購入した方が良いと感じております。
というのも、スーパーカブのドレンボルトや各種ボルトなど、
あまりにも力任せに締めてしまうと、ボルトが折れたり、クランクケースなどのネジ山が潰れたりしてしまいます。
ボルトが折れるだけならボルトを新しく交換すればいいだけの話ですが、クランクケースなどのネジ山が潰れてしまいますと、
その修理に手間と金額が掛かるようになってきますので、各種ボルトの締め付けトルクの管理は必要になってきます。
また、現行スーパーカブのドレンキャップに関しましては従来の物より、折れやすくなっておりますので、なおさらトルクレンチによる締め付けトルク管理が必要になってきます。
※ドレンボルトに関しましてはこちらのコンテンツも併せてご覧ください。
![](https://missy3.com/wp-content/uploads/2020/08/IMG_6638-160x90.jpg)
8mmソケットレンチ
オイルフィルターのカバーを外すのに使用。
差込角をトルクレンチと合わせていますので、トルクレンチでも使用が可能です。
ラジオペンチ
オイルフィルターを外すのに使用。
出典:MotorBikelife
写真のようにオイルフィルターが取り付けられており、
手ではフィルターが抜けないため、ラジオペンチが必要になってきます。
オイルフィルター交換あると便利な物
オイルフィルターを交換する際にあると便利な物を紹介していきます。
キッチンペーパー
基本的にオイルの拭き取りなどはウェスでも良いのですが、こちらでも十分使えます。
オイル交換に慣れていないと、オイルがあちこちに付着してしまいます。
その拭き取り用として使用できるのですが、
生地がしっかりしていますし、使用後そのまま燃えるゴミとして捨てることができます。
オイルフィルターセット
キタコから発売されているオイルフィルター交換セットです。
現行スーパーカブに関しましては、ドレンワッシャーでは無く、
Oリングが採用されています。
その交換用のOリングがセットとなっておりますので、
少々割高感がありますが、スーパーカブで使用されているOリングの品番が分からない、
または、一つ一つ注文するのが面倒と感じる人にとっては便利な物と感じております。
それぞれドレンキャップ用、フィルターのカバー用、レベルゲージ用のOリングがセットになっています。
オイル受け
使用済みの廃油を処理するための処理箱。
基本的に燃えるゴミとして処分できますが、念の為地域の処理ルールを確認してください。
スーパーカブ110(JA44)オイルフィルター交換方法
スーパーカブの実際のオイルフィルターの交換に入りますが、
簡易的に書いていきますので、参考程度に留めておいてください。
オイルフィルターのカバーを外す
予め、オイルを抜いておきます。
オイルの抜き方に関しましては、こちらのコンテンツも併せてご覧ください。
![](https://missy3.com/wp-content/uploads/2020/08/IMG_6641-160x90.jpg)
オイルを抜いた後、写真の赤丸部分のボルトを緩めていきます。
ここで注意点として、ボルトを外しますと、フィルター部分に残っているオイルが少量ではありますが、
結構飛び散りますので、こぼれないように気をつけてください。
オイルフィルターを外す
出典:MotorBikelife
オイルフィルターに関しましては、手で抜くことはできませんので、
写真のようにラジオペンチを使用することをおすすめします。
新しいオイルフィルターを取り付ける
オイルフィルターに関しましては、ゴムが付いている部分とそうでない部分があります。
ゴムが付いている部分を奥に取り付けてください。
フィルターカバーを取り付ける
フィルターを取り替えましたら、
フィルターカバーのOリングを取り替えて、
出典:MotorBikelife
オイルフィルターの中心にスプリングを入れて、
カバーを取り付けます。
ちなみに締め付けトルクは12N・mです。
力任せに締めてしまいますと、簡単に捩じ切れてしまいますので注意が必要です。
後はドレンキャップとレベルゲージのOリングもついでに交換して、
ドレンキャップを取り付け、
最後にオイルを規定量入れて完了です。
実際にオイルフィルターを交換する際の注意点
今回このページでは、オイルフィルターの実際の交換の様子を簡易的に書いてきましたが、
自身で作業を行う際の注意点を書いておきます。
これに関しましては、スーパーカブ系YouTuber三年カブ太郎さんが実際に起こした事例ですが、
オイルフィルター交換の時に取り付けミスを起こしてしまい、
フィルターを取り付けているカバーからオイル漏れが起きてしまい、
オイルがほとんど空になっていたという事例です。
ですので、このページを見て、実際に自身で作業を行おうと考えている人がいるのならば、
他のブログや、動画などでよく手順を確認してから作業を行うようにしてください。
こちらがその動画になります。
まとめ
今回スーパーカブのオイルフィルター交換に必要な工具と、あると便利な物や、
交換の様子などを書いてきました。
オイルフィルターの交換時期について少々早かったのではと感じておりますが、
交換しておいたほうが気持ちが良いですし、いい経験ができましたので、
今回は良しとしておこうかと思っております。
今回自分でフィルター交換を行った後、実際に走らせてオイル漏れが無いかを確認し、
オイル漏れが無かったので良かったのですが、
オイルフィルターの組付け間違いでオイル漏れが起きている事例もありますので、
自身で作業を行う際は他のブログや動画などで手順をよく確認してから行うようにしてください。
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