スーパーカブ110のブレーキ調整を行ってみた|遊び点検方法と調整のコツ

メンテナンス

スーパーカブのメンテナンスの中で、今までオイルチェックやオイル交換や、

チェーンのたるみの点検や調整などをこのブログで書いてきました。

スーパーカブを新車で購入して9ヶ月が経ちますが、今回前後ブレーキの遊びが気になり、ブレーキ調整を行いました。

スーパーカブのブレーキ調整自体は非常に簡単ではありますが、

ブレーキの構造上乗っているとブレーキの遊びが徐々に大きくなっていきます。

ブレーキの遊びの量が規定の幅を大きく超えてしまいますと、ブレーキが効きづらくなるなどの、

安全面にも影響がでてきてしまいますので、調整が必要になってきます。

このページでは、スーパーカブのブレーキ調整の方法やコツ、点検の仕方などを書いていきます。

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スーパーカブ110ブレーキ調整の必要性

現在のほとんどの車やバイクに関しましては、ブレーキの遊びの調整が不要となっておりますが、

スーパーカブに関しましては、一部のモデルを除きまして、現在も遊びの調整が必要となっております。

スーパーカブではドラムブレーキを採用

現在のほとんどの車やバイクに関しましては、ディスクブレーキが採用されており、基本的にブレーキの遊び調整が不要となっております。

しかし、スーパーカブに関しましては、一部のモデルを除き現在でもドラムブレーキが採用されています。

ドラムブレーキに関しましては、構造がシンプルにできており、製造コストも安く済みますが、

その構造上、ブレーキシューが摩耗してくると、ブレーキの遊びが大きくなってくるため、

定期的にブレーキの遊びの調整が必要になってきます。

遊びが大きくなるとどうなるの?

ブレーキシューが摩耗していき、ブレーキの遊びが大きくなってしまうと、

ブレーキレバーやブレーキペダルなどを大きく握り込んだり、踏み込む必要がでてきます。

そうなってくると、いくら握り込んでも中々ブレーキが効きづらくなることなどの症状がでてきてしまいます。

中々止まれないなど、安全面に影響がでてきてしまいますので、定期的に点検や遊びの調整などが必要になってきます。

※ブレーキが聞きにくいと感じた時の対策方法などのコンテンツも紹介しております。合わせてご覧ください。

スーパーカブ110ブレーキが効かないと感じた時の確認項目と対策
これまで他のバイクに乗っていて、スーパーカブに乗り換えたときにほとんどの人がこう感じるのではないでしょうか。ブレーキが効かないと…スーパーカブのブレーキに関しましては、今現在も一部のモデルを除きドラムブレーキが採用されており、今までディスクブレーキに慣れていると、スーパーカブのブレーキは効かないと感じる人が多いのではないでしょうか。なぜ、スーパーカブには今現在もドラムブレーキが採用されているのか、また、スーパーカブのブレーキが効かないと感じた時のチェック項目や、その対策などをこのページにて書いていこうと思います。
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スーパーカブ110ブレーキ調整|遊びの点検方法

先程の項目では、ブレーキ調整の必要性を書いてきましたが、

こちらでは、ブレーキの遊びの点検方法などを書いていきます。

とは言っても非常に簡単ですので、走行前の点検してみると良いでしょう。

フロントブレーキ遊びの点検方法

 

そもそもブレーキの遊びというのは、ブレーキレバーを握り込んだ時に、

ブレーキが効き始めるまでのレバーの間隔のことを差します。

スーパーカブでは

  • フロントブレーキレバーで10mm~20mm
  • リアブレーキペダルで20mm~30mm

に指定されています。

この点検方法ですが、走行前の点検で、軽く2、3回程軽く握り込んでその幅を確認するだけですので、非常に簡単に行う事ができます。

ブレーキの遊びの必要性

先程はブレーキの遊びの点検について書きましたが、

この項目ではブレーキの遊びの必要性について書いていきます。

というのも、ブレーキの遊びが必要なわけは安全性にも影響します。

遊びが少ないと

たまにブレーキレバーの遊びが非常に少ない状態で調整する人がいますが、

その遊びがほとんどない状態だと、ちょっとでもブレーキに触れてしまうと、

ブレーキが掛かってしまい、ブレーキでのスピード調整が難しくなってしまいます。

下手するとタイヤがロックしてしまい、転倒の恐れがありますので、ある程度の遊びが必要になってきます。

遊びが大きすぎると

また逆にブレーキの遊びが大きすぎると、

上の項目でも書きましたが、いくらブレーキを握り込んでも、ブレーキが中々掛からない状態となってしまい、

止まりにくくなってしまい、非常に危険な状態となってしまいますので、

ある程度の遊び幅を保つ必要があります。

スーパーカブ110ブレーキ調整方法

先程の項目で、スーパーカブのブレーキ遊びの点検に関して書きましたが、

その遊びの規定の範囲を超えている場合は調整する必要があります。

調整はアジャスターを回すだけ

実際にブレーキの調整に入るわけですが、

その調整方法は非常に簡単となっております。

赤丸で囲んだ部分のブレーキ調整アジャスターを回すだけ。

特に工具も必要ありません。

ブレーキ調整アジャスターを締め込むと遊びが少なくなっていき、

逆に緩めると遊びが大きくなっていきます。

ブレーキ調整アジャスターを回すコツとして、写真の図のようにブレーキアームを押すと、

僅かに隙間ができ、その時はアジャスターを簡単に回すことが可能となりますので、

アジャスターを回して、ブレーキの遊びを調整してください。

後輪のブレーキ遊び調整も手順は全く一緒です。

調整後、ブレーキレバーやペダルの遊びの確認をしてください。

スーパーカブブレーキ調整の注意点

スーパーカブのブレーキ遊びの調整を行う時に、一つの注意点として、

ブレーキ調整アジャスターには凹みがあります。

その凹みに、ブレーキアーム先端のピンの凸部に合わせるようにしてください。

これが合ってないと、ブレーキの遊びが極端にすくなるなる上、

走行中振動などで、アジャスターが回る恐れがあり、

ブレーキの遊びが極端に変化する恐れがあります。

※ブレーキ遊びの調整幅がなくなったときは?ブレーキシューの交換時期などのコンテンツも紹介しております。合わせてご覧ください。

スーパーカブブレーキシューの交換時期の確認方法について考えてみた
スーパーカブのドラムブレーキに関しましては、ブレーキのパーツ部分がブレーキのドラム部分に覆われており、ブレーキパーツの摩耗具合が分かりにくい部分があります。このページでは、スーパーカブのドラムブレーキのブレーキシューの交換時期について、どのくらいの走行距離を走ることが出来るのか、ブレーキシューの摩耗具合を見る判断として、どの部分を見れば良いのかを書いていきます。

まとめ

スーパーカブブレーキ調整について、このページで書いていきましたが、

ブレーキに関しましては、スーパーカブに乗る上で安全に関わる部品であり、

ブレーキ調整に関しましても、重要な項目となっております。

ブレーキの遊びの点検や、調整に関しましては、非常に簡単に行う事ができ、

基本的に自身で行う必要がありますが、

分からない部分がある場合や、自身での調整に自信がない場合は購入店などで相談することをおすすめします。

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