スーパーカブ110に乗り始めてこれまでの燃費を記録しているのですが、
季節が秋から冬になってくるにつれて、スーパーカブ110の燃費が徐々に落ちていっているのが分かります。
これまでの記事でも季節ごとの燃費について簡単ではありますが書いてきました。
しかし、実際に燃費が下がってくると、頭では冬に燃費が悪くなることは分かっていても、
正直ちょっと残念な気持ちになってきたりします。
ではなぜ冬になるとスーパーカブの燃費が悪くなるのか。
また、気温と酸素の濃度についてや燃調の関係などを調べて分かったことがありますので、
このページで書いていきます。
スーパーカブ110冬の燃費|燃料が薄かった場合
最初に冬の燃費について書いていく前に燃調について書いていきます。
というのも、この燃調こそが冬に燃費について大きく関わってくるからです。
スーパーカブ110を始め車やバイク全般に言えるのですが、ガソリンを爆発させる際に、空気と混合させる必要があります。
ガソリンを綺麗に燃焼させるために、理想的な混合比があるのですが、
その混合比のバランスを崩してしまいますと、たちまちエンジンに不調がでてきます。
要するに空気と混ぜるガソリンの量が多すぎても少なすぎてもダメということです。
空気と混ぜるガソリンの量が少ないとどういった不調がでてくるのかを、この項目で書いていきます。
ガス欠のような症状
空気と混ぜるガソリンの量が少ないと(俗に言う燃調が薄い状態)、
一応エンジンは回転しますが、なんとなくエンジンに力が無いような感じがでてきます。
またエンジンを回していても、所々で、ガソリンがうまく点火していない状態となり、
アクセルを開けても、うまく回転数が上がらず、なかなか加速していかないような感じになるのが特徴となっております。
その症状として、ガス欠になったような状態と似ています。
また引火していない未燃焼ガスが外に排出される場合があり、その際にアフターファイヤーが起こります。
燃調が薄い場合のアフターファイヤーはアクセルを戻した場合になります。
燃焼室の温度が上がりやすくなる
また空気に対してガソリンの量が少ないと燃焼室の温度が上がりやすくなるのが分かります。
これに関する仕組みに関しては、自分の頭ではちょっと理解出来なかったのですが、
ヤフー知恵袋で詳しい回答が書かれていますので、こちらを参考にしていただけると助かります。
燃焼室の温度が上がりますと、冬でもオーバーヒート気味になり、
エンジンにはあまりよろしくありません。
プラグの先端が白くなってしまう
また、燃調を見る一つの指標としてプラグの先端を見る方法があるのですが、
空気に混ぜるガソリンの量が少ないと、エンジン内部の温度が高温になりすぎてしまい、
プラグの先端が白く焼けてしまうのが特徴となっています。
スーパーカブ110冬の燃費|燃料が濃すぎると
先程の項目では、空気に混ぜるガソリンの量が薄い時に起こるエンジンの不調について書いてきましたが、
こちらの項目では逆に空気に混ぜるガソリンの量が濃すぎるとどういった不調が出るのかを書いていきます。
ゴボゴボと水を吸ったような音がする。
空気に混ぜるガソリンの量が多い(燃調が濃い)状態になってしまいますと、
空気にガソリンを混ぜる際にガソリンが気化するのですが、燃調が濃い過ぎてしまいますと、
ガソリンがうまく気化出来ずに、液状のままシリンダー内に入ってしまいます。
そこでピストンを回したりしてしまいますので、エンジン内部より水を吸ったようなゴボゴボとした音がなります。
ガソリンがうまく燃えきらない
また空気に混ぜるガソリンの量が多すぎてしまいますと、
エンジン内で爆発した際にガソリンが燃えきらず残ってしまう場合があります。
こういった状態になってしまいますと、エンジン内部で煤として残ってしまったり、
マフラーから黒煙が出たりするのが特徴となっております。
燃焼しきれなかったガスにより、それが引火することで、マフラーからのアフターファイヤーとして大きな音をさせてしまう原因にもなります。
燃調が濃い場合のアフターファイヤに関しましては、アクセルを開けた場合になる場合があります。
点火プラグの色は?
燃調が薄い場合での点火プラグの色について先程の項目で書いてきましたが、
燃調が濃い場合は、逆にプラグの先端が黒くなったり、プラグの先端からガソリンの匂いがしてきたりするのが特徴となっております。
スーパーカブ110冬の燃費|気温と燃調の関係
これまで、空気に混ぜるガソリンの量が多すぎたり少なかったりした場合のエンジン不調について書いてきましたが、
夏では酸素の濃度が低く、冬では酸素の濃度が高いと聞いたことはありませんか?
これには、気温が高いと空気が膨張しますので、酸素の濃度が低くなり、
気温が低いと空気が収縮しますので、酸素の濃度が高くなります。
季節が変わったりして酸素の濃度が変わったりしますと、
キャブレター式のエンジンでは不調を起こしたりする原因にもなりますので、
古いバイクでは季節や天気に合わせて、燃調のセッティングを行う必要がありました。
気温が高い場合
気温が高い場合は空気が膨張します。
空気が膨張しますと、酸素濃度が低くなり、空気に対するガソリンの比率がどうしても高くなりがちになってしまい、
先程の項目で書いた燃調が濃い状態になってしまいますので、
燃調の調整で空気に混ぜるガソリンの量を少なくする必要があるのです。
気温が低い場合
逆に気温が低い場合は、空気が収縮しますので、酸素の量が濃くなってしまいます。
空気中の酸素が濃くなってしまいますと、空気に対するガソリンの比率が低くなってしまいます。
先程の項目で書いた燃調が薄い状態となりますので、
冬のエンジンの始動時に使用するチョークや、燃調の調整などで、空気に混ぜるガソリンの量を増やす必要があります。
スーパーカブ110冬の燃費|FIカブの特徴
これまでの項目では、燃調が薄かったり濃かったりした場合のエンジン不調や、気温と燃調の関係について書いてきました。
これまで書いてきた内容により、冬の時期に気温が下がってくるとエンジン不調を回避するために空気と混ぜるガソリンの量を増やす必要があるのが分かります。
そうなってくると冬の時期、気温が下がってくると燃費が悪くなる原因が大体分かってくるのですが、
これについて詳しく書いていきます。
気温に合わせた空燃比になるようにプログラミング
近年のスーパーカブを始め、車やバイク全般に言えることですが、
現在では、エンジン内部のプラグ点火時期や空気に混ぜるガソリンの量を自動で調整してくれます。
それによって、現在のスーパーカブは気温や天気にあまり左右されずにエンジンの調子が保たれています。
各パーツに取り付けられたセンサーによって、エンジン内部に入る空気の気温や酸素の量などを検知し、
それに合わせて、空気に混ぜるガソリンの量が決められています。
もちろん夏は空気に対するガソリンの量を減らし、冬は空気に対するガソリンを増やすようになっています。
ですので、気温が低くなる冬はどうしても燃費が悪くなってしまうのです。
それに対する対策は
冬の時期のスーパーカブが燃費が悪くなるのが分かりましたが、
それがコンピューターによる制御となると、正直言ってどうしようもありません…
また、このページでは気温と燃調を中心に書いてきましたが、
冬の時期の燃費には他にもいろんな要素が絡み合います。
エンジンが冷えた状態ではオイルが硬くなったりとか…
ですので、これまで書いた記事のように、燃費を上げるための対策…
オイル交換やタイヤの空気圧の点検、チェーンメンテナンスをしっかりと行うなどの、
基本的メンテナンスを行う事によって、少しは燃費が改善されるのではないでしょうか?
※燃費向上の為の対策に関しましては次のコンテンツでも紹介されていますので併せてご覧ください。
まとめ
スーパーカブ110冬の燃費に対しての原因や気温と燃調に関して書いてきました。
現在のスーパーカブは燃調など、手間だったセッティングに関して殆ど自動化していますので、
季節や天気に左右されること無く、エンジンの調子が保たれています。
また気温が低くなるとどうしても、燃調が濃くなるように自動で調整されますので、
燃費が悪くなりがちですが、これを悪として捉えるのでは無く、
スーパーカブだけでは無くバイク全般にも言えますので、エンジンの特性として捉えるべきだと考えております。
燃費を上げるための対策は他にもいろんな方法がありますので、それを実践してみても良いかもしれません。
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