スーパーカブ110でも重要なパーツであるエンジンオイル、
ちゃんとエンジンオイルの点検や定期的な交換などを行っていますでしょうか?
最近の車やバイクに関しましては、メンテナンスフリーになってきておりますが、
それでもタイヤ空気圧の点検やドライブチェーンの注油、オイル交換などの必要最低限のメンテナンスは必要になってきます。
バイクのオイル点検や交換などを怠っていると、エンジンの寿命を縮めるだけでは無く、
最悪エンジンが動かなくなるなどのトラブルの原因にもなったりします。
このページでは、スーパーカブ110で必要なエンジンオイルの役割やオイルの重要性、
また点検方法やオイルの交換方法などを書いていきます。
スーパーカブ110オイルに関しましては次のようなコンテンツも紹介しております。
スーパーカブ110エンジンオイルの役割とは?
出典:AUTOBACS
スーパーカブだけでは無く、バイクや車全体でも重要なパーツであるエンジンオイル。
そのエンジンオイルには主に5つの役割があります。
エンジンオイルの役割とは
1.潤滑作用
金属摩擦を減らし、エンジンをスムーズに動かします。
2.密封作用
ピストンとピストンリングの隙間を密閉してガス抜けを防ぎ、パワーを維持します。
3.冷却作用
エンジン内部の熱を吸収してオーバーヒートを防ぎます。
4.洗浄分散作用
エンジン内部の汚れを取り込み、エンジンを綺麗に保ちます。
5.防錆作用
エンジン内の水分や酸が原因で発生する錆を防ぎます。
引用元:AUTOBACS
エンジンオイルにはこれらの役割がありますが、
エンジン内部はガソリンが常に爆発しており、ピストンが一分間に何千回転と動いている高温で過酷な環境にあります。
そんな高温で過酷な環境の中でも、これらの機構をスムーズに動かし、エンジン内部を冷やすためにもエンジンオイルが必要になってくるわけです。
エンジンオイルが汚れてくるわけとは
エンジンはガソリンを燃料として動いていますので、ガソリンが爆発する際にススなどが発生します。
また、エンジン内部は金属パーツの集合体ですので、それらが動いているときは、金属の細かいカスもでてきております。
そういった汚れなどをエンジンオイルが吸着しますので、走行距離を重ねていくうちに汚れてきます。
エンジンオイルの定期的な交換が必要
エンジン内部の汚れを吸着し内部を綺麗に保っているエンジンオイルですが、
その分エンジンオイルが汚れてきます。
エンジンオイルが汚れてくると、その性能も低下していきますので、
定期的に新しいオイルに交換する必要になってきます。
スーパーカブ110エンジンオイルを交換しないとどうなるか
丈夫さで有名なスーパーカブですが、幾ら丈夫でもエンジンオイルを交換しないと最終的にどうなるのかを書いていきます。
エンジンオイルが燃焼、量が少なくなる
エンジンを回しているときは、エンジン内部で連続して爆発がおきている状態となっています。
その時に、僅かながらもエンジンオイルも一緒に燃えており、
少しづつではありますが、量も減ってきております。
エンジンオイルを交換しないと、減っていったエンジンオイルが段々ドロドロとしてきます。
エンジンから異音が鳴り始める
エンジンオイルの量が減少した状態でもオイル交換をしなければ、
エンジン全体にオイルが行き渡らなくなります。
そうなってくると、エンジン内部で金属同士がぶつかるような擦れてくるような感じになってきて、
その部分から、ガラガラといった異音が鳴り始めるようになってきます。
エンジン焼付き
エンジンから異音がしているが、それでもオイル交換を放置していれば、
最終的にエンジンが焼き付いて動かなくなります。
こうなってくると、エンジンの交換などの修理が必要になってきて、
その修理に掛かる費用等が結構掛かってきます。
エンジンを洗浄すれば使えるかもと思っている人が稀にいたりもしますが、正直に言って無理です。
最悪火災の原因にもなりますので、定期的なオイル交換を怠らないようにしましょう。
スーパーカブ110オイル点検時にみておきたい部分
次にスーパーカブ110のエンジンオイルの点検ですが、その時にみておきたい部分を書いておきます。
オイルの汚れ
エンジン右側についています、レベルゲージを外しますと、その先端にオイルがついています。
そのオイルをみてみると、走行状態によって、オイルがどのくらい汚れているのかが分かります。
因みに写真ではオイル交換後約1000km走行したオイルの状態です。
少しだけ黒ずみが確認できますが、まだまだ走行出来ると思われます。
オイル交換をせずに放置していると、段々と真っ黒になってきます。
オイル交換後走行距離が分からない場合で、オイルが真っ黒になっている場合はすぐにでも交換してください。
オイルの量
次にオイルの量をチェックします。
先程のレベルゲージについているオイルを拭き取り、
レベルゲージをオイル注入口に差し込みます。
キャップを締め込まずまたそのまま抜き取り、
先端に付着したオイルの位置を確認します。
写真赤線の範囲内にオイルが付着していれば、オイルの量は適正内となっております。
もし、先端にオイルが付着していなければ、
オイルの量が少なくなっていますので、オイル交換をするか、またはオイルを継ぎ足すなど量の調整をしてください。
また、オイルの量が多すぎてもエンジン出力の低下などの不調の原因にもなりますので、注意してください。
スーパーカブ110オイル交換方法
スーパーカブ110のエンジンオイルの交換方法については、
冒頭で紹介したコンテンツに詳しい交換方法を記載しております。
ここで大まかに交換手順を書いておくと、
- エンジン下部ドレンボルトを外す
- エンジンオイルを抜く
- ドレンボルトを締める
- オイル注入口よりオイルを規定量入れる
- オイル注入口のキャップを締める
また自身でのオイル交換に自信がなければ、購入店で交換をおすすめします。
作業工賃も含めて2000円ほどでできますので、ここはやはりプロに任せたほうが安心します。
まとめ
今回スーパーカブ110のエンジンオイルについて書いていきました。
エンジンオイルが持つ役割や、オイルを交換しないと最終的にはどうなるかなどを書いていきましたが、
バイクに乗っていると分かる基本的なことをこの記事で書いております。
しかし、ネット上を見るとオイル交換の重要性がよく理解できていない人も稀にいるのが事実です。
スーパーカブを長く乗る上で非常に大事なことですので、オイルの持つ役割などを理解して、
こまめに点検をして定期的に交換をしていきましょう。