スーパーカブ110にハイオクガソリンを入れたらどうなるか…
と、疑問に思った人はいると思います。
スーパーカブの取り扱い説明書にはレギュラーガソリンを指定していますが、
ハイオクは値段が高いし、スポーツカーや高級車などハイパワーの車に指定されているのも多いし…
実際に入れてみるとパワーや燃費などが上がるのだろうか。
そのように感じ、実際にカブにハイオクガソリンを入れている人もたまに見かけたりします。
このページでは、レギュラーとハイオクの違い、
また、実際にハイオクを使用することによってカブにどのような変化があるのかなどを実際に検証していきましたので書いていきます。
またこの記事については、完全に自分個人の主観的な内容になりますのでご了承お願いします。
スーパーカブ110|レギュラーとハイオクとの違いとは
自分の所有しているスーパーカブ110で実際に検証する前に、レギュラーとハイオクの違いを書いていきます。
どのような違いがあるか把握していると良いでしょう。
オクタン価の違い
ガソリンにはレギュラーとハイオクに分かれていますが、その違いはオクタン価によって、区別されています。
純粋なガソリンは自然発火しやすく、そのまま自動車やバイクなどに使用すると、異常燃焼によってノッキングが起きてしまい、
エンジンからの不自然な振動やうまく回転しないなどの不具合が起きてしまいます。
またエンジンにもダメージを与えてしまいます。
ガソリンが異常燃焼によって、ノッキングを起こさないようにするために、ガソリンに添加剤などを使用し加えてそれらが起こりにくいようになっております。
オクタン価はその異常燃焼が起こりにくい数値となっております。
ハイオクガソリンは燃えにくい
レギュラーとハイオクの違いはオクタン価によるものだと分かりましたが、
そのオクタン価の違いはJIS規格によって定められています。
- レギュラーガソリン…オクタン価89以上
- ハイオクガソリン…オクタン価96以上
オクタン価が高い程、ガソリンが燃えにくい…異常燃焼が起きにくいとなっております。
そのガソリンの異常燃焼が起きにくくするために、レギュラーガソリンに比べて手間が掛かっているために、値段が少し高めになっております。
また、メーカーによっては、レギュラーガソリンと区別するために、エンジン内部を洗浄するための添加剤を添付している所もあります。
ハイオクはスポーツカーなどハイパワーエンジンなどで使われる事が多い
ハイオクガソリンはレギュラーガソリンに比べて異常燃焼を起こしにくい事が分かりましたが、
どのような場面で使われることが多いかというと、
スポーツカーや高級車等、エンジンパワーが大きめの自動車やバイクなどに使用されることが多いです。
その他にも近年の環境を考慮したエンジン等、エンジンパワーを効率よく引き出すエンジンにもハイオクガソリンが指定されている場合があります。
というのも、こういったエンジンには、パワーを効率よく出すために圧縮比が高く設定しているものが多く、
レギュラーガソリンでは、異常燃焼によるノッキングが起こりやすくなるため、
こういったエンジンにはノッキングを起こさないようにするためにもハイオクガソリンを使用しているものが多いのです。
だからといってレギュラーガソリンが劣っているわけではない
ハイオクガソリンがスポーツカーや高級車などで指定されている事が多く、
名称もプレミアムガソリンと言う名前で呼ばれているため、その性能も高く燃費も良さげと感じる方も多いでしょうが、
実際には、その性能差にほとんど差がありません。
ただ、ハイパワーエンジン等圧縮比が高いエンジンでは、レギュラーガソリンではノッキングが起こりやすいため、
燃えにくいガソリンを使う必要があるだけなのです。
スーパーカブや普通の車などはレギュラーガソリンが指定されていますが、
それでほぼノッキングが起こることはありませんし、普通に走る分には十分なパワーがあります。
逆にハイオクガソリンを入れる事によって、エンジン不調までとはいかなくても、
燃費が下がるとのデータもネット上にあります。
スーパーカブ110レギュラーとハイオク燃費の違い
スーパーカブ110でレギュラーガソリンとハイオクガソリンによる燃費の違いがネット上で実際に出ておりますので、この項に書いておきます。
レギュラーとハイオクの燃費の違い
出典:みんカラ
こちらの画像では、スーパーカブ110でのレギュラーとハイオクでの燃費の違いを表した表となっております。
スーパーカブにレギュラーとハイオクでの燃費の違いがはっきりと別れておりますが、
レギュラーガソリンに比べてハイオクでは燃費が1割程悪くなっているような印象となっております。
ただ、自分個人での見解はガソリンそのものの性能よりも、
ハイオクガソリンを使用しているカブについては、その書き込みこそはありませんが、
エンジンのボアアップやハイコンプピストンの使用によるハイパワー化等、
エンジン自体がカスタムされておりハイパワー化されているため燃費が落ちているものと勝手に想像しております…(;・∀・)
スーパーカブ110へハイオクガソリンを入れるメリットとデメリット
スーパーカブ110へハイオクガソリンを入れることによるメリットはあるのか、
また、ハイオクガソリンを入れることによるデメリットなどを、
自分主観で書いていきますのご了承お願いします。
メリット
精神的満足感
まずはじめにあげていくのが精神的な満足感。
これを言ってしまうと普段カブにハイオクガソリンを使用している人に怒られてしまいそうですが、
ハイオクガソリンはレギュラーガソリンに対して高価となっております。
ハイオクガソリンが高価な分、高性能だと思いこむプラセボな部分があるものだと感じております。
そういった思い込みから、エンジンの回転がスムーズになった、パワー感やトルク感がある、燃費がよくなった等感じてしまう事があると思っております。
ボアアップ等ハイパワー化したエンジンにはハイオクを
スーパーカブのカスタムの内容によってエンジン内部の部分に手を入れる等、
ハイパワー化したエンジンに改造しているものもあります。
そういったエンジンには圧縮比が高くなっているのもあり、
こういったエンジンではレギュラーガソリンだと異常燃焼を起こす事があり、
エンジンの不調や、故障の原因にもなりますので、
ハイパワー化したエンジンにはハイオクガソリンを使用してください。
デメリット
コストが高い
スーパーカブにハイオクガソリンを使用するデメリットと言えば、レギュラーガソリンに比べて値段が高いことです。
ハイオクガソリンはエンジン内部で異常燃焼を抑えるために、添加剤などを加えて敢えて燃えにくくしているものです。
また、レギュラーガソリンとの差別化するためにエンジン内部を洗浄する添加剤などが加えられているものもあり、
そういった手間が掛かる分レギュラーガソリンに比べて高価なものとなっております。
燃費などが逆に下がる場合も
スーパーカブのエンジンはレギュラーガソリンが取扱説明書によって指定されています。
ハイオクガソリンも使用できないこともありませんが、
燃費が上がるなどの効果を期待するところが逆に燃費が下がる場合もあります。
ただ、これに関しましては、実際にためしたこともありますが、
ほとんど変わらなかったというのが正直な感想です。
まとめ
レギュラーガソリンやハイオクガソリンの違いや、スーパーカブ110にハイオクガソリンを入れることによるメリットとデメリットを書いてきましたが、
カブのノーマルエンジンに対しては、メリットをあまり感じなかったというのが正直な感想です。
というのも、カブのノーマルエンジンはレギュラーガソリンを使用を想定して作られているため、
ハイオクを入れた所によって、パワーが上がる事や燃費の向上などを実感できなかった部分があります。
ですが正直この部分は自己満足なところもありますので、なんとも言えないのですが…
しかし、エンジンボアアップ等ハイパワー化したエンジンに対して、レギュラーガソリンを使用してしまうと、
エンジンの不調や故障の原因にもなりますので、これに関しましては注意が必要です。
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