通勤通学はもちろん、ツーリングやレジャー用途として人気なのがスーパーカブ。
中古での購入を考えたときに、気になるのが相場と中古車両の状態などです。
できれば、状態の良いスーパーカブの中古車を安く見つけたいところです。
調べた所、中古のスーパーカブに関しましては、年式よりも車両の状態によって価格が変動する傾向にあります。
このページでは、スーパーカブ中古車の価格の相場や中古車を購入するにあたり見るべき注意点などを書いていきます。
スーパーカブ中古車購入の注意点|価格の相場について
この項目ではスーパーカブ110の中古車についての価格の相場について書いていきます。
年式 | 価格の相場 | 型式 |
2009年 | 12~25万円台 | JA07 |
2010年 | 18~23万円台 | JA07 |
2011年 | 15~25万円台 | JA07 |
2012年 | 12~26万円台 | JA10 |
2013年 | 14~17万円台 | JA10 |
2014年 | 15万円台 | JA10 |
2015年 | 16万円台 | JA10 |
2016年 | 13~22万円台 | JA10 |
2017年~ | 18~31万円台 | JA44 |
人気の国内生産JA07
出典:Wikipedia
スーパーカブ110JA07に関しましては、車両の状態により12万円台~25万円台と幅広い値段がついています。
というのも、冒頭でも書いた通り年式よりも走行距離で変動しており、
走行距離が10000km未満の状態の良い車両に関しましては、20万円を超えてくる傾向にあります。
こちらの車両についてですが、後に販売される中国生産のスーパーカブJA10が不評なためなのか、
現行タイプのJA44が発売されたあとも、なかなか値が落ちません。
このJA07からキャブレターからフューエルインジェクションに変更しており、季節や気温などに影響されにくい、安定したエンジンの始動性や走行が特徴となっております。
購入費用を抑えるならJA10
出典:Wikipedia
スーパーカブでも中国生産となったJA10。
デザインもかなりの変更があり、少しスクーターっぽくなっているのが特徴といえます。
中国生産となり、製造コストが抑えられ日本での販売価格が下がったのもあるのですが、
日本での評判はあまりよろしくなかったみたいで、中古車市場の価格も前のモデルであるJA07よりも相場は安い傾向にあります。
以前郵便局で配達をしていたとき、この中国生産のスーパーカブに乗っていたのですが、
そこまでの不具合は感じられなかったです。
とにかく、スーパーカブの購入費用を抑えたいのならこのモデルはおすすめです。
走行距離が短くて車両状態の良い車両が安くて見つかるかもしれません。
中古車を探すなら新車を検討した方が良い現行モデルJA44
このモデルより、熊本生産に戻ったスーパーカブJA44。
デザインもJA07のような丸みのある感じに戻っているのが特徴です。
新車販売価格が上がったものの、再び人気となっていますね。
自分が購入した2020年1月ではたまたま工場に在庫がありましたので、すぐに納車されましたが、
現在この状況の中、生産がなかなか追いつかないみたいで納車まで少し待つみたいですね。
ただ店によっては、積極的に仕入れを行っている所もあります。
運が良ければ即納が可能ですので店舗に確認してみるといいです。
ただ、この状況下生産が若干遅れ気味ですので、中古車に関しましては、新車とあまり変わらない値段で販売されているのが現状です。
走行距離10000kmを超えていれば、もしかしたら20万円を切る値段で購入ができると思いますが、
それでも中々見つからないのが現状です。
それなら、現行モデルに関しましては、中古車を探すよりも新車の購入を検討したほうが良さげな感じです。
スーパーカブ中古車購入の注意点|見るポイント
スーパーカブの中古車を探す際の注意する点についてこの項目で書いていきます。
この点を押さえる事によって、前オーナーがどのように乗っていたのかの目安がわかります。
外装部分
その車体の第一印象になる部分です。
その車体がどのように扱われてきたのかがある程度わかってきます。
古い年式でも丁寧に扱われていたのなら、細かな傷はあるものの、全体的に綺麗な状態となっています。
それだけでも購入の決め手になるのではないでしょうか。
逆に高年式なのに、メッキ部分に細かなサビが多かったり、転倒傷が多かったりしているとあまりいい印象になりません。
スーパーカブに関しましては、雨に濡れても洗車などをあまりしなければ、メッキ部分が錆びてきます。
こういった錆が多ければ、あまり丁寧に扱われていない物だとの印象を受けてしまいます。
修復歴
修復歴がある車両はできれば避けたい部分ですね。
しかし、スーパーカブに関しましては、そのバイクの仕様上サーキットなどの無理な使用はあまり見かけませんし、
また中古車情報サイトでも、掲載されている車両に関しましてはほとんどが修復歴無しとなっております。
ですので、フレームの歪みなどに関しては、あまり気にする必要はありませんが、
中には転倒などを繰り返した車両もあるかと思いますので、
ハンドル部分のバーエンドやミラー、ステップやペダルなどの傷や歪みなどは見ておいたほうがいいかもしれません。
エンジン周辺
スーパーカブの肝となる部分です。
いくら丈夫と言われているスーパーカブのエンジンとは言え、メンテナンスがきちんと行われていなければ、購入後すぐに故障してしまう可能性もあります。
その目安になる部分がオイルゲージの色になります。
オイル交換などが全くされていなければ、オイルゲージが真っ黒に変色してしてしまいます。
オイル交換をまめにされていれば、薄い茶色、
また、オイルゲージが交換されているなど、新品のような状態であれば、そういった部分に気が回っていると見れます。
こういった部分からオイル交換の頻度がわかるようになってきます。
他にもエンジンを掛けた時の異音なども見てください。
異音などがあれば、それに関して修復が可能か販売店に相談してみてください。
その他にもアクセルを回しちゃんと吹け上がるか、アクセルが追いついてくるのチェック等も。
チェーン部分
スーパーカブに関しましては、チェーンカバーがされており、雨や砂埃などで汚れにくくなっているのが特徴です。
しかし、そのチェーンカバーで覆われているため、この部分のメンテナンスが疎かになりがちです。
ですので、メンテナンスがされていない車両については、チェーンが錆びて伸び切っている、スプロケットが摩耗しきっているなどがあるのかもしれません。
この部分を見ることにより、前オーナーがどのように乗っていたのか目安になります。
タイヤ
タイヤの部分に関しても、摩耗具合やひび割れなどは見ておいたほうがいいかもしれません。
とは言っても、タイヤに関しては、納車時に交換を行ってくれる場合がありますので、摩耗しているようでしたら、販売店に相談してみるといいかもしれません。
まとめ
スーパーカブ中古車購入の注意点や相場などをこのページにまとめてみました。
スーパーカブの中古車に関しましては、年式やモデルによる価格差はあまり感じませんが、
車両ごとの状態により価格が変動する傾向にあるようです。
ですので、車両のどういった部分に注意するべきなのかを書いていきましたが、
特に車両の第一印象やエンジンのメンテナンス状態、チェーンの状態を見ることによって、前オーナーがどういった乗り方をしていたのかの目安になります。
そういった部分を見ると、もしかしたら安くて状態の良い車両が見つかるかもしれません。
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