スーパーカブ110を始め車やバイクを新車で購入した際に、慣らし運転が必要だと聞いた事はないだろうか。
ただ、近年のバイクに関しましては加工精度が上がっているため、慣らし運転が不要説も流れていますが、
いくら加工精度が上がっているとは言え、スーパーカブも機械である以上、
慣らし運転は必要だと個人的に考えております。
このページでは、スーパーカブの慣らし運転とはなにか?
慣らし運転の期間や距離、
また、慣らし運転の方法などを書いていきます。
スーパーカブ110慣らし運転とは
スーパーカブを始め、車やバイクに関しましては、各パーツが精密に設計されており、それを基に作られています。
ただ、いくら精密に作られているとは言え、パーツの加工時の際に発生するバリや金属カスなどが付着していたり、
各パーツの組み付け時に微妙なズレなどがどうしてもでてしまいます。
慣らし運転とは、完成した車体を実際に動かし、各パーツを擦り合わせる事によって、
徐々に馴染んでいき、各パーツがよりスムーズに動くようにしていくことを目的としています。
これに関しましては、エンジンはもちろん、ギアやチェーン、タイヤに関しても言えることで、
慣らし運転をきちんと行う事により、スーパーカブの調子がより良くなっていき、
また寿命が長くなると言われています。
慣らし運転は必要か
スーパーカブを始め近年の車やバイクに関しましては、加工精度が上がっていたり、
各パーツを制御するシステムの向上により、一部では慣らし運転が不要説まで流れております。
これに関しましては、自分個人的に考えているのは、半分正解で半分不正解だと考えております。
というのも、各パーツの加工精度やエンジンの制御システムなどに関しましては昔よりも向上していると考えられます。
しかし、やはりスーパーカブを始め車やバイクに関しましては、機械モノとなっておりますので、
どうしてもパーツを加工する際の寸法の誤差や、加工した時の金属のカスや汚れなどがどうしても付着している状態となっており、
また、それを組み立てる際の微妙なズレなどがどうしても出てきてしまいます。
完成した車体の各パーツを馴染ませるためにも、新車購入時より一定期間の間慣らし運転は必要と考えております。
そこまで神経質になる必要はない
とは言え、現在ではエンジンを始め各パーツの制御のシステムが向上しており、
昔に比べて慣らし運転に関しましては、そこまで神経質になる必要は無いと考えております。
急発進、急加速、急ブレーキを避けた通常通りの運転を行っておれば、
気がつけば慣らし運転が終わっていることが殆どです。
話が逸れますが、以前勤めていたタクシー会社では、営業車両としてアルファードやカムリなどのタクシー専用車両以外の車両も営業車として導入しておりました。
会社によっては、プリウスやシエンタなどの車両を導入している会社もありますね。
新車で営業所に納車し、タクシー用として改造、検査を受けた後、そこから点検時を除き、ほぼ24時間稼働をします。
そういった使われ方を見ていると、正直言って慣らし運転とは何かと疑問に思った事もありましたが、
なんだかんだで、その役目が終わる5年間で50万キロ以上走りますので、
普通に運転をしていればあまり神経質になる必要は無いのではと感じております。
スーパーカブ110慣らし運転に必要な距離や期間などは?
スーパーカブの慣らし運転の必要性について先程の項目で書いていきましたが、
慣らし運転に必要な走行距離や期間などについて書いていきます。
慣らし運転は1000km
と見出しで書いていきましたが、正直そこまで神経質になる必要は無いと感じております。
ただ新車時に関しましては、各パーツを馴染ませる事が目的ではありますが、
新車時からある一定の期間に関しましては、予期せぬトラブルも起こる事も考えられます。
それに対して慎重に走る必要があると考えており、
そういったトラブルを未然に防ぐ目的もあって、新車時の初回点検で見てもらうまでは急な運転を避ける期間と考えております。
スーパーカブ110慣らし運転に必要な方法とは
スーパーカブ110の慣らし運転に関しまして、その必要性や期間などをこれまでの項目で書いてきましたが、
慣らし運転期間中はどのようなことを行っていけば良いのかを書いていきます。
走行距離1000kmを目安にオイル交換を
出典:釣りと車の不定期日記
スーパーカブの新車時に関しましては、各パーツが組み上がった状態であり、
その各パーツには、加工時の金属のバリや汚れなどが付着しております。
スーパーカブを走らせていく内にその汚れや金属のカスなどが金属パーツ同士が擦れて、どんどん落ちていきます。
ある一定の距離まで走ると、それが落ち着いて来ますので、
そのタイミングを目安にオイル交換をして、エンジン内部を綺麗にする必要がでてきます。
慣らし運転期間に走らせたエンジンオイルの特徴として、金属カスによりオイルがキラキラとしたラメ状となっているのが分かるはずです。
急な運転を避けてれば神経質にならず通常の運転で
スーパーカブの慣らし運転期間中の運転についてですが、
ブログによっては、アクセルをゆっくり開く等事細かく説明している所もありますが、
先程の項目でも書いたとおり、あまり神経質にならず、
急発進、急ブレーキ、急加速や必要以上のスピードなどを避けていれば、
通常通りの運転で構わないと考えております。
どっちにしろ、スーパーカブに関しては、スピードよりも、
まったりと運転を楽しむバイクと考えておりますので、
気がつけば慣らし運転が過ぎていくはずです。
運転する側が慣れる期間
スーパーカブを新車で購入した時に、慣らし運転が必要になってきますが、
運転する側もスーパーカブに慣れるのに必要な期間と考えております。
普段大きなバイクに乗っているが、セカンドバイクとしてスーパーカブを購入した。
今までバイクに興味が無かったが、何かのきっかけでスーパーカブを購入した。
昔バイクに乗っていたが、久しぶりに購入したバイクがスーパーカブだった。
など、色々な理由でスーパーカブに乗り始めているはずです。
慣れないバイクに関しては、事故防止のためにも運転する側の慣らし運転として考えても良いかもしれません。
※スムーズに運転する方法に関しましてはこちらのコンテンツでも紹介しております。
まとめ
スーパーカブ110慣らし運転に関する自分の考えをこのページで書いてきましたが、
確かに新車時に関しましてはある程度、慣らし運転は必要だと考えております。
しかし、急な発進、加速、ブレーキを避けていれば、あまり神経質になる必要は無いと感じております。
むしろ、スーパーカブを楽しむためや運転に慣れるためにも、どんどん乗って欲しいですね。
また、スーパーカブに長く乗るためにも、定期的な点検やメンテナンスをきちんと行うほうが大事だと自分は感じております。
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