バイクの盗難に関しましては、近年減少しているとは言え、それでも切っても切れない身近な犯罪となっております。
バイクの盗難防止対策として、ほとんどの人がバイクカバーを掛けたり、チェーンロックを掛けたりなどの対策を行っておると思われますが、
バイクを盗難する手口も巧妙かつ確実な手段になっていることから、どんなに対策を行っていても狙われてしまえば、盗まれてしまう可能性が高いのが現状となっております。
万が一の盗難に備えて、盗難保険の加入を検討する必要があります。
バイク盗難保険はいらない?狙われやすいバイクの特徴
近年バイクの盗難件数に関しましては、年々減少傾向にあります。
これに関しましては、メーカーが鍵のいたずらを防止するシャッターキーやイモビライザー、不正輸出を防止する対策などがされているためでありますが、
それでも、一定のバイクに関しましてはどうしても狙われてしまう傾向にありますし、
車と比較しても盗難率が高い状況となっております。
どういったバイクが狙われやすいのかをこの項目で書いていきます。
人気車種
人気車種と言われてもざっくりとしすぎていますが、
こういった人気車種に関しましては転売などでお金になりやすいことが挙げられます。
画像のデータに関しましては2017年となっておりますが、
近年ではSSタイプバイクや125cc未満の原付二種が狙われやすい傾向にあります。
125cc未満のバイク
- PCX125
- モンキー50
- C125やCT125ハンターカブを含む、スーパーカブ全般。
- スズキアドレス110、125など
ホンダPCXやスズキアドレスなどのスクーターに関しては、近年売れまくっているちょっと大きめなスクーターですが、
これの盗難が多い原因として、盗難対策あまりされてなく、そのまま放置している場合が多いとか・・・(;´Д`)
モンキーに関しては特に注意する必要があります。
古くから販売されている車種であり、コアなファンが多いのと、また車体の小ささと軽さから大人一人でも持ち上げることができますので、
見えるところに置いていると、あっという間に持っていかれてしまいます。
スーパーカブに関しましては、その丈夫さと信頼性で海外でも人気があり、
またCT125ハンターカブに関しましては、納期まで半年掛かるほどの人気となっておりますので、狙われる可能性は高いといえます。
ネイキッド系
空冷ネイキッド系に関しましては、言われるでもなくあっち系の方に人気のバイクとなっております。
生産が終了した一部車種に関しましては、新車価格よりも何倍もの高い値段で取引されており、
また、あまりにも盗難率が高いことから、盗難保険にも加入できないのが現状となっております。
そういった車種を所有している、または、これから購入を検討している方は、その盗難率の高さを考慮する必要があります。
キタコ (KITACO) ウルトラロボットアームロック TDZ-06 880-0818060
ネット上で高い盗難防止効果とされているキタコロック。
特殊合金鋼を使用しており、破壊には強いと評判ですが、それでも完璧な対策とは言えない。
旧車系
旧車系に関しましても、車両が少なくなっていることや、コアなファンが現在でも多いことから、
こちらも新車価格よりも何倍もの高い値段で取引されています。
こちらに関しても狙われやすい事から、厳重な盗難防止対策はもちろん、万が一に備えて盗難保険に加入する必要があります。
バイクに盗難保険はいらない?盗難されるとどうなるか?
出典:https://moto-ace-team.com/
近年バイクの盗難に関して減少傾向にありますが、それでも車と比較しても盗難率は多いとされています。
バイクが盗難されてしまうとどうなるのかをこれまで経験した事例や、聞いてきたことなどをこの項目で書いていきます。
犯人は捕まる?
万が一バイクが盗まれた場合に関しましては、その犯人が捕まる確率は20%以下と正直高くありません。
学生の頃犯人が捕まったとの話を聞いていたのですが、そのほとんどが、青少年による犯行がほとんどです。
現在でもネットオークションなどで自分のバイクのパーツが出品されていて、それがきっかけで犯人が捕まったとの報告がSNS上に上がりますが、
それに関しましては、盗まれた人の執念によって、たまたま見つかっただけで、正直言ってほとんどの犯人が捕まっていないのが現状です。
盗まれたバイクは戻ってくる?
盗まれたバイクに関しても、そのほとんどが帰ってこないと思った方がいいかもしれません。
学生の頃、友人のバイクが盗まれた話はよくありました。
まれに見つかることもあるのですが、そのほとんどが乗り捨てられた状態で見つかっています。
荒らされてほぼ廃車状態で見つかっており、
そうなると、もとの状態に戻すのにお金がかかる為、泣く泣く廃車手続きを取る人も少なくありません。
まれに無傷で見つかった話も聞きますが、それは単純に運が良かったと考えるしかありません。
それに関しては自分が学生の頃の話で同じ年代の人の犯行である話であり、
今に関しましては、盗難に関して組織的に動いているところもあり、
そういった人に盗まれてしまいますと、分解されてパーツで転売されたり、輸出されたりしますので、まず戻ってくることは無いです。
ローンは?
ローンで購入していた場合ですが、これが一番最悪なパターンです。
バイクが盗まれても、ローンは残り、これに関しては支払いを続けなければなりません・・・
バイクが諦めきれなくて、再びローンでバイクを購入しても、
二台分のローンを払い続けなければならず、その精神的な苦痛は相当なものだと感じております。
ですので、そうなる前に盗難保険に入ることを強くおすすめします。
二台分のローンを払うよりかは遥かに費用が少なくて済みます。
バイク盗難保険はいらない?|加入することへのメリット
バイクに盗難保険はいらない…と考えている人もいるかもしれませし、
バイクの盗難保険に加入するべきなのか迷っている人もいるかも知れません。
ただ、わかるのはバイクが盗難されたことによる精神的苦痛は相当なものとなっております。
ですので、バイク盗難保険に加入するメリットについて、この項目で書いていきます。
細かく分けられたプラン
バイクを購入した金額にあわせて、自分にあったプランが選択できます。
プラン | 年会費(税込み) | 期間 | 車両盗難保険金額(上限) | 車両盗難時の自己負担額 | パーツ盗難保険金額(上限) | 補償金額(上限) |
盗難20 | 8,600円 | 1年間 | 20万円 | 5% | 2万円 | 2万円 |
盗難30 | 12,700円 | 1年間 | 30万円 | 5% | 5万円 | 3万円 |
盗難40 | 15,900円 | 1年間 | 40万円 | 5% | 5万円 | 3万円 |
盗難50 | 19,000円 | 1年間 | 50万円 | 5% | 5万円 | 3万円 |
この表に関しましては、自分の所有しているスーパーカブに合わせた金額であり、もちろんこの他にも最低5万円から、
最高300万円までの保険金が支払われるプランがあります。
例えばスーパーカブ110(JA44)に関しまして27万円だとしたら、
- 盗難30…12,700円/年=1,058円/月=35円/日
こんな感じとなっており、先程紹介されたキタコロックよりもかなり安い金額で加入することが可能となっております。
細かくプランが設定していることによって、盗難保険に掛かる金額を抑えることが可能となっております。
パーツ盗難や鍵の破損なども
バイクの盗難はもちろん、バイクの盗難以外、パーツの盗難や盗難未遂による鍵の破損の修理費用も支払われます。
バイクのパーツに関しましては、物によっては高価なものがあり、
またバイクのパーツに関しましては、むき出しとなっており、ボルトで止まっているだけですので、
簡単に取り外すことができてしまいます。
また、盗難未遂で終わったバイクに関しましても、鍵が壊されることが多数あります。
この鍵の修理費用に関しましても、保険金が支払われます。
バイクメーカーが採用する盗難保険
バイクを購入された際に、バイクの盗難保険を紹介されたことはありませんか。
メーカーによっては、細かい部分や名称などの違いはあるものの、
そのほとんどが、こちらのZuttoRide盗難保険のOEMで供給されたものとなっております。
ですので、純正で紹介される盗難保険と変わらないサービスを受けることが可能となっております。
まとめ
このページでは、バイク盗難に関しての実態などを書いてきましたが、
近年バイク盗難件数は減ってきているとはいえ、このページでも書いた盗難されやすいバイクに乗っている人は、
盗難される確率はまだまだ高いと言えます。
また盗難の手口を知ることによって、自分の考えられる盗難対策がわかりますが、
その対策でも完璧なものは無く、盗まれるときは盗まれる物です。
もちろん対策は必要ですが、万が一の備えとして盗難保険には加入するべきだと自分は考えております。
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